愚者は過去を見る。凡人は現在を見る。賢者は未来を見る

エッセイ.愚者は過去を見る。凡人は現在を見る。賢者は未来を見る

人物を評価するのも、一つの能力だ。

面接の応募者が同じことを言おうとも、それをどのように解釈するのかは、面接官ごとに違いがあることからも、人の数だけ解釈があることがわかると思う。

そこで、自分にとって正しく人物を評価することができれば、「家族関係」「友人関係」「仕事関係」等、人との付き合いがあるすべての関係を円滑にすることができるはずだ。

そこで今日は、人を「愚者」「凡人」「賢者」の3パターンにわけ、それぞれどのような人物評価を行っているのかを考えたのが、冒頭のタイトルだ。

一つずつ解説していきたい。

まず、「愚者」は過去ばかり見る傾向にあると思う。

30歳や40歳になった大人が、18歳の時の学力テストの結果に固執して、「俺はお前よりいい大学に行ったから、(現在でも)俺のほうが賢い」という言葉を吐いたとしよう。

しかしその発言は、18歳以降、相手が何の学習もしていないという前提で成り立つ、相手の人生を軽視する浅はかな発言だ。

過去の一部分の実績に固執して、相手の人生を深堀りできない人間には、死ぬまで正しい人物評価ができないだろう。

次に「凡人」だが、凡人は現在を見る傾向にあると思う。

過去がダメだからといって、現在まで否定するタイプではないが、その人が将来的にどうなるか、までは予想しようとしない。

今何をやっている人なのか?を判断し、上手くいっている人の意見には賛同し、便乗する。

上手くいっていない人の意見は軽視し、軽蔑する。

「言ってることは正論だけど、(現状の低い身分である)お前が言うな」と思ってしまう人間は要注意で、この考え方を持ってしまうと、

  • 上司の言うことだから
  • 偉い人のいうことだから
  • 成功者のいうことだから

という理由で、発言を評価することになってしまい、隠れた才能を見つけることができなくなってしまう。

投資の世界でも、皆から良いと思われている会社には、すでに高い株価がついている。

他人の評価が良くない会社や社長の中から、芽のある人間を見つけ出して投資することが、投資家としての成功の秘訣と聞いている。

最後に「賢者」だが、賢者は未来を見る傾向にあると思う。

いい男には彼女がいるなぁと言う結婚適齢期の女性の発言は明らかに凡人の意見であり、賢い女は将来性のある男に唾をつけ、その男のブランド価値が高まる前に友人以上の関係を築き上げている。

先ほどの投資の例もだが、現在の会社が儲かっている会社なのかそうでないのかでその社長を判断するのは凡庸な人物評価であり、その社長が将来どんな人物になるか、その社長の目的意識がどこにあるかを見極めるのが、賢者の視点だ。

また、アドラーの名言にこのようなものがある。

人がどこから来たかのみ知ってもその人がどんな行動をする人なのかわからない。しかし、どこへ向かうのかを知れば、どんな行動をする人なのかも予測することができる。

その人が頭の中に何を描いているのかで、その人の人生が決まる。

人を評価する際は、その人がどこから歩いてきたかだけでなく、その人がこれからどこを歩いていこうとしているのかを見極める人物に、僕はなりたい。

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