読書を始める3つのメリット:「インプット」「アウトプット」「偉人との対話」

20代を超えてからは、1カ月に10冊ぐらいは読書をする人生を送ってきました。仕事が忙しくて5冊ほどしか読めない月があると、焦りを感じるほどです。しかし、僕がこのような話をすると、大抵の場合、驚かれてしまいます。

それもそのはず。インターネットで適当に「読書量 平均」と検索すると多くのデータがヒットしますが、大抵同じようなデータが上がります。世の中の半分ぐらいは「読書量は0冊」であり、月10冊も読んでいれば上位1割に入ることは確実のようです。

だから〇〇だ!という話をするつもりはありません。優越感を感じることもありません。何に時間を費やすかは各人の自由なので、「読書をしろ!」と高みからいうつもりはないのです。

しかしそれでも、僕が長年読書を続けていて感じている読書のメリットをここでお伝えしておこうと思います。後悔ばかりの人生でしたが、唯一後悔していないのは読書をしてきたことだからです。

この記事を読んだあなたの人生が、今日から好転するのであれば、これは読書を積み重ねてきた僕にとって何物にも代えがたい喜びです。もちろん、本棚から溢れて無造作に積み重ねられた僕の宝物たちにとっても。

インプットとしての読書

  • メディア
  • インターネット
  • SNS
  • 人間関係
  • その他もろもろ

我々現代人は、無意識のうちにありとあらゆる他者から情報を受け取っています。書籍も情報が書かれた紙の集まりですから、当然あなたに情報を与えるモノです。そこでまずは、他の媒体と比較した際の、読書の優れた部分をみていきます。

知識の幅が広がる

読書はあなたの知識の幅を広げます。それも、あなたの中に長い間蓄積されるような知識を広げてくれるのです。

例えば、「どこかで火事があった」などのニュースや「誰と誰が不倫した」というゴシップは、10年後には誰も覚えていません。フローとして流れていってしまいます。このようなフロー情報ばかり仕入れていると、世間話にはついていけるでしょうが、10年経っても進歩はありません。

しかし、例えば心理学の本を読み「好意の返報性」の知識を覚えたとしましょう。これは、「人間が誰かに恩恵を施したとき、恩恵を受けた人間は同じような形で恩恵を返さずにはいられなくなる性質」のことです。

この知識は死ぬまであなたの中に蓄積される知識となります。好意には好意が返ってくることを知っていれば、愚痴や悪態ばかりつかずに、周囲を気遣う一言が自然と口から出るものです。他者に好意を振りまくあなたは、他者からの好意に囲まれた人生を送ることができるでしょう。

ここでもし、あなたの好意を食い物にする悪人が出てきたとします。しかし、「この世には、良心を持たないサイコパスがいる」ことを読書から知っていれば、こちらも良心を痛めることなく、その人物との関係を断つことが可能になるのです。

どうでしょう。もちろん、このようなことを知っていなくても、寿命をまっとうすることは可能です。しかし、死へ至るまでの道筋で、より良く生きられるか否かは、各人が蓄えた知識量から決まるのです

読書をしていると「そんなものを読んで、何かの役に立つの?」と問われることがあります。「それは、その人の器量次第だ!」と僕は確信しています(角が立つので直接は言い返しません)。もちろんほとんどの知識は知らなくても生きていくことができます。

しかし、ここで1度学校を思い出してください。ここに、2人の人間がいるとします。

  1. 三角関数は理解できないが、分数は理解できるAさん
  2. 三角関数も分数も理解できないBさん

ここでBさんが、「分数なんて理解していなくても生きていけるよ!」という発言をしたとします。こういうとき、Aさんの立場の人間は「さすがに分数ぐらいは理解しておけよ」と考えがちです。

しかし、Aさんだって元プログラマの僕のような人間に「三角関数を理解していなかったら、シューティングゲームで球を斜めに飛ばすときにどうやってスピードを調整するのだ!?君がシューティングゲームで球を斜めに飛ばしているのは、三角関数を理解しているゲームプログラマのおかげさ」と思われても仕方がありません。Aさんはゲームプログラマにはなれないでしょう。

そして、僕だって誰かから見たら「〇〇も理解していない、世界の見え方が浅い人間」になるのです。僕の知識量では就けない仕事は山ほどあります。つまり知識の量で「世界の見え方」「就ける職業」など、多くのモノに制限がかかってしまいます。同じ世界を見ているのに、読書家とそうでない人では、見えている世界が違うのです。

新たな視点が見つかる

読書で得られるのは知識だけではありません。著者の主張を通じて、視点の違いを学ぶことができます

例えば、僕は「会社で働き始めたら3年は働かなければならない」という話を、いろいろな社会人の先輩から聞いてきました。3年の根拠は何なんだろうと疑問に思いつつも、皆が言うなら正しいのかなぁと感じて生きてきました。

3年続かず仕事を辞めるたびに、社会から漠然と「負け犬」扱いされている気がしたものです

しかし、このような状況下で、僕は「逃げ」を考察する1冊の本に出会いました。この本の著者は、イジメ経験から何度も転校を繰り返しています。その後も仕事が続かず転職を繰り返します。

しかし、その後セミナー講師という天職を見つけ、個人事業主として大活躍し始めます。そして、この著者は「殆どのことからは逃げてよい」と主張しています。

  • 仕事
  • 人間関係
  • 世間から植え付けられた価値観

このようなくだらない価値観から逃げ出すことによって、本当に自分にとって逃げてはいけない大事なものが見つかると主張しているのです。他人が望む人生を生きていると、死ぬときに必ず後悔するとも主張しています。

このような意見を聞いた後、改めて自分の人生を振り返ると、僕は「必要のない交遊関係」「世間的な価値観」「くだらない見栄」から抜け出せずにいました。

そこで、それらの価値観から一気に逃げ始めた結果、「余計な人間関係から解放され、頑張った分だけお金を稼げるライター」として独立を果たしたのです。また、ライター経験を活かしてウェブサイトを運営し、広告収入の不労所得で収益もあげています。

当サイトでも、収益を上げた経験があります。

(今まで上げた収益の一部)

このペースでいくと、広告収入がライターとしての収入を上回る日も夢ではありません。

今にして思えば、言葉は悪いですが「3年経たずに逃げたら負け組」と罵る人たちは「訓練された負け組」のように思えます。毎年新入社員は心を燃やしているものですが、動物としての牙を抜かれ、独立心を失ってしまい、大志を抱かなくなってしまう期間が3年という期間なのではないでしょうか?

アウトプットとしての読書

読書をしている人は、勉強家だと思われることが多いです。しかし実は、読書は知識をインプットするだけではなく、何かをアウトプットする時間だと考えることもできます。読書家は創造家なのです

想像力

読書はただ文字を追う行為ではなく、想像が掻き立てられる行為です。

これは、頭の中でモノづくりをしていることになります。「飛行機」「自動車」「携帯電話」などありとあらゆるモノが、現実社会に提供される前は1人の人間の空想に過ぎないです。しかし、それを現実社会に作り出すことによって今では現実のものとなっています。

このことからも、想像を掻き立てることが、いかに大事かということがわかります。

僕自身の経験で話すと、現在こうやってあなたに対して情報発信を行っています。よくネタが尽きないなと思うかもしれませんが、読書をしていると無限に書きたいことが沸いてきます。

  1. 他人の悪口で傷つくことが多かった人生なので、D・カーネギーの「道は開ける」という悩み解決の本を読んだり、アドラーの心理学の本を読んだりしていた
  2. これらの本から学んで知識が頭の中で融合され、他人の批判を機械的に処理するフレームワークを思いついた
  3. それを当ブログを始めた当初に公開したところ、数年経過した今でも、人気記事となっている

もう批判されても傷つかない。あなたの成功を助ける無敵の脳内フローチャート

複数の書籍から、まったく新しい思考のフレームワークを生み出せたおかげで、ときにはお叱りのような批判を受けることがありますが、冷静に対処する成功脳が身についています。読書には、新しいものを生み出す想像を掻き立てる力があるのです。

文章力

読書は、文章力を身につける行為だといえます。

人間は、普段どのような人間と付き合うかで、「人格」「話し方」「考え方」などの面で大きな影響を受けます。常に居酒屋で愚痴ばかりいう集団に染まってしまうと、凡庸から抜け出せません。自分が成功しようと思ったら、すでに出来上がった集団の意識を変えようとするより、上昇志向の強い集団に染まったほうが手っ取り早いのです。

この、周囲から無意識のうちに学んでしまう人間の性質を、ミラーニューロンと呼びます。

人脈を整理するのではなく、高レベルな人から学ぶと考えよ:人間関係学習法

僕は、文章には同じような力があると考えています。普段から読んでいる文章で、自分が書く文章や内容が決定するのです。普段から2ちゃんねるばかり読んでいると長文が苦手になりますし、普段から論理構成のしっかりした文章を読んでいると、自然と自分もそのような文章を書けるようになります

もちろん、インプットとアウトプットは別ですから、芥川龍之介の文章をずっと読んでいたら芥川龍之介と同じように書けるわけではありません。僕も、ブログを始めた当初の文章を読んでいると、あまりの黒歴史から枕に顔をうずめてバタバタしてしまいます。(笑)

しかし、そのような僕もしっかりとした指導者の下でライティングを学んだ途端、すぐに最低限読者に読んでもらえる記事を書くことができました。これは、指導者が優れていたのも要因でしょうが、それ以上に読書を通じて普段からしっかりとした文章に触れていたのが要因だと考えています。

偉人との対話(普段話せない人と話せる)

読書をしている人は、コミュニケーションが好きではないように見られることがよくあります。学校を振り返ってみても、読書が好きな人たちは、大人数で行動するようなタイプではなく、教室の隅のほうで1人で本を読んでいるイメージです。

しかし、読書家が人嫌いというわけではありません。読書は偉人とのコミュニケーションなのです。

例えば、最近の僕は、心理学に詳しい文化人が書いた「集中力を高める本」を読んでいました。そこには、以下のような有益な情報が書かれていました。

  1. 人間は、行動で疲れるのではなく意思決定で疲れる
  2. 思考や感情をコントロールする「ウィルパワー」は絶対量が決まっており、ウィルパワーの総量を増やすかウィルパワーを節約することによって、集中力を高めることができる
  3. ウィルパワーの高め方には方法論がある

僕は読書において有益な情報を得ることを、偉人とのコミュニケーションだと考えています。

僕は医者からADHDという発達障害だと診断されており、度々集中力が欠けることを病気のせいにしてしまいがちです。しかし、この本を読んで集中力は鍛えられるものだと知ったとき、あたかも居酒屋で「山田君よ。何でも病気のせいにして逃げてはいけない。集中力を高める方法論が存在するので、試してみてはどうか?」と諭された気持ちになりました

そして、実際に本に書かれていることを実践したら、集中力が増したのです。

もちろん読書でなくても、尊敬できる先輩や経営者から、同じように居酒屋で助言を受けることはあります。そこでは学びがあり、この人と出会えて本当に良かったと思えます。

しかし、冷静に考えてみてください。直接居酒屋で出会って助言を受けても、読書を通じて心の居酒屋で助言を受けても、結論はそれほど変わりません。人間同士のレベルに大きな差がある場合、一方的に学びを受けることのほうが多いためです

では、「人と出会うこと」と「読書すること」の間に、どれほどの違いがあるというのでしょうか?そこに気がついた人たちが、居酒屋で同じメンツと同じ会話を始めてしまうのを避け、自宅で偉人と飲み明かすのです。

今日から読書を始める人への、ささやかな助言

ここまでの僕の記事を読んで、「僕も今日から読書を始めてみたい」と思って頂けたなら、これ以上の幸福はありません。しかし、自由に読書をしろといっても、本屋という名の密林の中で右往左往してしまうことでしょう。

そこで、先に読書を趣味にしていた人間からのささやかな助言をあなたに贈り、本記事を終わりにします。

最初から最後まで律儀に付き合ってやる必要はない

読書をするとき、ついつい最初のページから最後のページまで順番に読まなければならない気になります。しかし、常に時間に追われている社会人にとって、このような読み方は人生の負担になります。読書する時間が取れないと嘆く人も、このように読書は一字一句追わなければならないという思い込みから、時間が取れないと誤解しているのです。

しかし、小説のような物語ではない限り、読書というのは必要な部分だけを抜き出すように読むほうが効率が良いです。文章の構成を細かく分けると、大抵以下のようになっています。

  • 結論
  • 結論に至るまでの根拠
  • 具体例

ですから、「結局著者は何が言いたいのかという結論」を見つけ出し、納得できるものだけを取捨選択すればよいのです。

多読よりも同じ本を何回も読むこと

読書を続けていくと、1年もしないうちに本棚の中に100~200冊の本が収まります。これだけの本を僕は読んだのか!という気持ちで、嬉しくなるはずです。

しかし、1冊1冊の本を読んで、「この本がどのような内容だったが、1分で要約せよ」といわれても、言葉に詰まることが多いです。つまり、せっかく読んだ知識が自分から抜け落ちているのです。これでは、読書をした意味がありません。

そこで、知識を定着させるために同じ本を繰り返し読むことをおすすめします。また、何度も読む前提があれば、最初の1回目は重要部分を抜き出す作業と捉えて、大事な部分に線を引く作業に集中するとよいでしょう。

今世紀最大の大矛盾!通常の速さで速読できる、脅威の線引き速読法

すると、2回目の読書からは、重要部分だけを読めばよいことになり、読書効率が最大限高まります。また、数回に1度は、線の引かれていない部分も読み、重要部分の読み逃しがないかを確認してください。

読書の効果を高めるために、アウトプットを行うこと

読書をした後は、その知識を実践に移してください。

例えば、前述の心理学の知識である「好意の返報性」を学んだら、それを実践して自分の中に定着させてください。知識としては身についていても、スキルとして身についていないと、使いこなすことはできません

野球のバッティングのようなものです。野球の理論書を10冊ほど読めばバッティング理論は完璧になりますが、実際のバッティングスキルを身につけようと思えば、1回でも多く素振りをして、1回でも多く打席に立つ必要があります。こうして、ようやくバッティングスキルが身につくのです。

また、即座に知識が試せないというのであれば、知識を忘れてしまわないように、誰かに伝えるという方法論があります。自分の周囲の人たちに読書で得た知識を広めることによって、自分の知識を定着させることができるのです。

しかし、これはウザがられる可能性もあります。みんながみんな、あなたが読書で得た知識のジャンルに興味があるとは限らないからです。そこで、インターネットのブログツールを使用して、文章としてアウトプットするという方法論もあります。

日本人だけでも1億人の人間が存在しますから、あなたの知っている知識を知りたい人は大勢いるはずです。そのような人たちに知識を公開していたら、ウザがられるどころか感謝されるでしょう。

アウトプット学習はネットを活用せよ:ブログアウトプット学習法

まとめ

読書は学びであり、読書は生産です。読書は偉人との対話でもあり、自分の心の中を旅する行為でもあります。

人の人生を細分化すると、1つ1つの行動の積み重ねで出来上がっています。くだらない情報を頭の中に入れるか、偉人が魂を込めて書き上げた情報を頭に入れるかで、10年後の自分が変わります

情報とは、脳みその栄養のようなものです。ときにはジャンクフードを食べたくもなりますが、基本的な食事は「1.栄養価の高いものを」「2.バランスよく」摂取する必要があります。あなたの頭の中に入れる情報も

  1. 有益な情報を
  2. バランスよく

を心がけてください!

------------------------------
当サイトのコンテンツ一覧はこちらから
「成功思考を手に入れる」はこちらから
「お金のリテラシー向上」はこちらから
「小規模起業家養成講座」はこちらから
「無職はチャンスである」はこちらから
「文章力を人生の核にする」はこちらから
「雑記・思索集」はこちらから
------------------------------